悲しみの先にあるもの。
先日、お久しぶりに来てくださったお客さま。
「腰が痛くて、あちこちおかしくなって。何か…体がバラバラのような感じがする」とのことでした。
背中の張りはあるものの
腰がもっとこう…何というか。
お客さまの訴えと、なんとなく私が想像していた症状が違っていて。
ただの腰痛ではないね。という感じ。
で、なんとなく近況を聞いてみたら
「最近、不本意なお別れがありそこからまだ立ち直れていない」とのことでした。
生きていると何度も遭遇する「別れ」
色んな「別れ」がありますが
特に「死」という唐突で不本意な別れの悲しみは、
その時よりも後からじわじわと来るものです。
悲しみはゆっくりと時間をかけながら癒えていくのだけれど
その時間も長く辛いもの。
そんな時の体の状態といえば
骨盤も弾力を失って、力が抜けている状態になります。
この方も正にその真っ只中で
お腹にチカラがなくふにゃふにゃで(いつもはこんな状態ではない方なのだけれど)そこで無理して動いたものだから背中や腰がパンパンに張ってしまっているような状態でした。
調整はしたけれど……。
悲しみはゆっくりと時間をかけて癒えていくものです。
それとともに動ける体になっていきます。
今はゆっくり休む時。
どうか無理をなさらず
悲しみを味わって下さい。
素直に涙を流して悲しみと向き合って
落ちるとこまで落ちたら
今度は上がるしかない。
ということで
これもまた悲しいかな、
勝手に心も体も元の状態に戻っていきます。
これが心と体のメカニズム。
じーっとその変化を味わえる人はどうぞそのままで
助けが必要な人は、その都度誰かに何かしら必要なお手伝いをしてもらって下さい。
私もそのお手伝いができるうちのひとりだと思っています。
ほんと、生きていると色々ある。
でも心と体って
やっぱり切っても切り離せないものなんですよね。
残りの人生よりよく生きるために。
少しでも誰かのお役に立てればと思って
今日も仕事してます。
どーもー。
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